文字の大きさ標準きく

創傷治療センター・足病外来

近年、増加傾向にある糖尿病や閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)による足病変に対してセンター化しチーム医療を行う施設が増加しています。当院でも血管外科と形成外科が外来にてゲートキーパーとなり、血流障害を診断し治療方針を決定しています。動脈硬化疾患については心臓血管センターにコンサルトし、治療開始に伴い大血管スクリーニングも行います。血行再建はバイパス術や血管内治療のいずれも行っています。最近では下腿以下へのバイパス症例も急増しています。創傷治療では形成外科的知識を導入し、適切なデブリードマン、局所陰圧閉鎖療法(NPWT)や植皮を速やかに行い、創傷治療まで一施設で完結します。さらにフットケアやフットウエア(1回/月)も行い、足病変の再発予防も行っています。

当院におけるセンター化によるチーム医療

複数の専門医および多職種の医療従事者が対等に連携し、質の高い医療を提供することを目標としています。

下肢静脈瘤外来

日帰りのレーザー焼灼術が保健適応となり、当院では平成24年にレーザー治療を導入し、年間80~100例程度の治療を行っています。また、硬化療法も行っており、血管内焼灼術の指導医を取得しております。静脈瘤の治療、静脈うっ滞性皮膚炎については外来でご相談下さい。

深部静脈血栓症およびリンパ浮腫の診療

足のむくみ(浮腫)を来す疾患ですが、診断と治療を行っています。これらの疾患は後遺症としてむくみが継続し、適切な圧迫療法や生活指導が重要です。リンパ療法士認定を取得しております。弾力ストッキングコンダクター講習を受けた看護師がストッキング着用の指導も行います。


ストッキング着用指導の様子

ご来院のみなさまへ

総合メニュー